About us
私たちについて
かのぎやまんとは
「かのぎやまん」とは、創業者の苗字である「鹿野(かの)」と、「ぎやまん」が組み合わさり名付けられました。
「ぎやまん」とは、江戸時代にオランダ語の「diamant(ダイアモンド)」から派生した言葉で、当時は特に高価な装飾品や食器として扱われました。現在では、伝統的な日本のガラス工芸品を指すことが多いです。
もともと漆器職人であった私たちがステンドグラスに挑戦することになったのは、あるきっかけがありました。
漆工芸を営んでいた創業者が、イタリアのフィレンツェを訪れたとき、彼は教会のステンドグラスに心を奪われました。
太陽の光が色とりどりのガラスを通して、まるで絵画のように浮かび上がるその美しさに、強い感動を覚えたのです。
帰国後、彼は考え続けました。
ヨーロッパで古くから伝わるステンドグラスは、鉛の枠で着色ガラスをつなぎ合わせて作られているため、これを再現するには膨大な時間と費用がかかります。
また、重量が重くなるため、一般家庭の装飾として取り入れるのは現実的ではありませんでした。
しかし、彼は諦めませんでした。
「塗り物屋が、なぜガラスに色を塗れないのか?」
彼は試行錯誤を繰り返し、漆を塗る技術をガラスに応用する方法を模索しました。
長い年月の研究と努力の末、ついに生まれたのが、かのぎやまん独自のステンドグラスです。
伝統的なステンドグラスの魅力をそのままに、日本の家庭でも楽しめる、軽量で美しい光の芸術。
それは創業者の夢が形となった瞬間でした。
創業者のひらめきから始まったこの技術は、今や次の世代へと受け継がれています。
かのぎやまんの職人たちは、漆工芸の伝統を守りながらも、常に新しい表現と技術を追求しています。
私たちは、ステンドグラスが持つ美しさと光の魔法を、日本の現代の生活空間に溶け込ませるために、日々研鑽を積み、作品を生み出しています。
職人について
漆加工技術の蒔絵のような技法を用い、熟練した職人が一つ一つ丹誠込めて描き上げます。
描線の膨らみ、繊細さ、緻密さは職人の手作りならではの仕上がりです。
漆加工のようにホコリをたてないように管理された部屋で、職人が神経を集中させて作品を描いています。
描き上げられた描線は、一度窯に通され焼きを入れます。
そして磨き上げられた後、多彩に加色されて絵柄を施し、再び窯で焼きを加えられ、さらに磨きをかけます。
まさにそれぞれが一点物として手をかけられ、心を注ぎ込まれ、輝きを放ち出すのです。
会社概要
社名 | 株式会社 かのぎやまん |
所在地 |
|
創業 | 昭和21年4月 |
会社設立 | 昭和43年1月 |
資本金 | 1600万円 |
代表者 | 代表取締役 社長 鹿野和光 |
従業員数 | 10名 |
取引銀行 | 北國銀行 山中支店 北陸銀行 山中支店 商工中金 金沢支店 中小企業金融公庫 金沢支店 |
事業内容
- 装飾硝子建材
ビル、店舗及び住宅産業向 装飾硝子建材の加工製造・卸販売- ガラスメーカー装飾硝子建材製品群/OEM加工(1社)
- 住宅建材メーカー装飾硝子建材製品群/OEM加工(12社)
- 直販ルート/装飾硝子建材製品群加工・卸販売
【加工品の使用部位】
商業施設・サービス空間 [店舗、図書館、病院・福祉・文化施設、コミュニティーセンター]- フロア間仕切り
- 内装ウィンドウ
- 内装ドア
- カウンター間仕切り
- 天井照明シェイド
- 階段手すり部位
- 壁面ライティングパネル(内部照明及び光拡散材併用)
居住空間[玄関まわり、リビング、ダイニング、サニタリー]
- 室内ドア
- 室内引戸
- 引違い戸
- 玄関ドア
- 間仕切り
- キッチン収納棚扉
- 光透過壁(玄関まわり、階段踊り場、廊下壁面)
- 可動間仕切り
【加工製造品種】
- KGステンドグラス
[多彩な色感、模様、各種テクスチャーなどを創出した新しい工芸タイプのガラス] - KGアルチザングラス
[程よい透過性・開放感を演出し、クラフトアート感覚を楽しむシンプルなガラス] - SCAVOステンドグラス
[ステンド作家/柴田 勝己の技術と感性を織り込んだ創作デザイン集] - KGカラーガラス
[ガラス表面に特殊塗料をスプレー塗布し焼き付けしたガラス]
- 開発製品
「漆」木製品の加工製造・販売、近代漆器(樹脂成型品)の加工製造・販売- ガラス製フォトフレーム、時計
- ルームアクセサリー
- 「漆」工芸品 異業種ジョイント木製品/テーブルウェア
ACCESS
- Address〒922-0107
- 石川県加賀市山中温泉上原町ヨ360
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- Tel0761-78-3600
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