オリジナルオーダーのステンドグラス

めぐみ幼稚園様

ミッション系の幼稚園らしさと
キリスト教の教えをストーリーに

「園舎にステンドグラスを入れたい!」

東京都江東区にあるめぐみ幼稚園様の本館の窓ガラスには、かのぎやまんのステンドグラスが使われています。平成8年にこの棟を建てる際、めぐみ幼稚園様はミッション系らしさを感じさせる内装にしようと、ステンドグラスの導入を検討していました。しかし、2階の窓には網ガラスを使用しなければならないことが建築基準法で定められていました。また、鉛で色ガラスを継ぎ合わせる伝統的なステンドグラスで作るとすると、可能な窓枠の形状がめぐみ幼稚園様の希望とする形状では難しいため、伝統的な工法以外でステンドグラスの世界観を演出できる工法を検討することとなりました。

オリジナルの絵をステンドグラスに

ステンドグラスの内装にこだわりがあっためぐみ幼稚園様では、建築条件等をクリアし、理想の内装を可能にする手段を探し続けていました。そして区役所からあるガラス業者様を紹介され、その業者様経由でかのぎやまんの存在を知っていただくことになりました。めぐみ幼稚園様のご希望は、画家の方が描かれたオリジナルの原画をステンドグラスにすることでした。それはキリスト教に関わりの深い植物などのモチーフや、聖書をイメージさせるストーリー性のある美しい絵画でした。

原画のイメージを忠実に再現するには

めぐみ幼稚園様から原画を託されたかのぎやまんは、できる限り原画の世界を忠実にステンドグラスに置き換えるための製図を開始しました。原画の再現で最も難しいのは色の再現です。めぐみ幼稚園様に限らず、オリジナルの絵を発注されるお客さまの原画は白い紙に描かれていますが、ステンドグラスではガラスに彩色されるため透明感のある色になります。お客さまは原画を紙に描きながらもそれがステンドになったときのことをイメージされているため、原画に塗られた色と望まれている赤が違うケースがほとんどです。そのため、それぞれの色について3〜5色の色見本をステンドの色味板で作成し、めぐみ幼稚園様の理想とする色を追求していきました。

計時変化も新たな味わいを生み出す

完成したステンドグラスは本館の各教室、2階のホールに配置されています。特に2階ホールの六角柱の吹き抜け部分のステンドグラスは360度光を受けて光彩を放ち、室内に荘厳で華やか空気をかもし出しています。10年以上の計時により、外向きの窓に使われたステンドグラスの中には若干色が薄くなってきている箇所もありますが、それが自然なグラデーションとなり、新たな味わいを生んでいます。そしてめぐみ幼稚園様では、2009年12月完成予定の増築部分にもかのぎやまんのステンドグラスを導入することを決定。現在、着々とステンドグラスの作成が進んでいます。

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