ステンドグラスの感動

この感動を日本に

漆工芸を営んでいた創業者がイタリアのフィレンツェを訪れた際、教会のステンドグラスの荘厳さと美しさに大きな感動を覚えました。そして40年。私たちは日本の多くの人にその感動を伝えたいという想いで、日本の生活の中で愛されるステンドグラスの美を追究して参りました。

かのぎやまんのステンドグラスについて

ヨーロッパで古来から伝わるステンドグラスは、鉛の枠で着色ガラスつなぎ合わせることで作られているため、これを再現するには膨大な時間と費用がかかります。また重量も重くなるため、一般家庭の装飾として取り入れることは現実的ではありませんでした。

そこでフィレンツェから帰国した創業者は考えました。
「塗り物屋がなぜガラスに色を塗れないのか?」

ステンドグラスの美しさはそのままに、漆加工で培った技術を活かせるのではないか。
「できないはずはない」

それを合言葉に、器に漆を塗る技術を応用し、ガラスに塗料を施すことで光の芸術・ステンドグラスを再現しようと研究開発の末に誕生したのが、かのぎやまん独自のステンドグラスなのです。

本家を超えるアーティスティックな表現に

軽量なかのぎやまんのステンドグラス

緑ゆたかに演出するステンドグラス

かのぎやまんのステンドグラスは、ガラスのパーツをつなぎ合わせる古来のステンドグラスとは異なり、1枚のガラスの表面に描線と塗り(着色、表面加工など)を施しています。
そのため、古来のステンドグラスでは叶わなかった自由なデザイン表現が可能となったのです。

アーティストのコラボレーションをはじめ、一般の方が描いた原画をステンド調にガラス作品として作ることができたのも、かのぎやまんの独自の技法あってこそ。

板ガラスであればほぼどんなガラスにも装飾ができますので、さまざまな条件のもとでの建築物に対応ができます。

職人について

表現力の豊かなかのぎやまんのステンドグラス

漆加工技術の蒔絵のような技法を用い、熟練した職人が一つ一つ丹誠込めて描き上げます。描線の膨らみ、繊細さ、緻密さは職人の手作りならではの仕上がりです。
漆加工のようにホコリをたてないように管理された部屋で、職人が神経を集中させて作品を描いています。

描き上げられた描線は、一度窯に通され焼きを入れます。そして磨き上げられた後、多彩に加色されて絵柄を施し、再び窯で焼きを加えられ、さらに磨きをかけます。
まさにそれぞれが一点物として手をかけられ、心を注ぎ込まれ、輝きを放ち出すのです。

資料請求・お問い合わせ